秘すれば花 暴かれて泥
2011年6月6日月曜日
百番連歌合(二十)
58 都わかれていつかきへらん
此人はひなの長路の旅やつれ 周
あけにけり月にしぐるゝ峯の雲 侍
月日をも忘るゝほどの山里に 心
59 旅のたむけにはらひよくせよ
吹風もあらしその山聲とをく 周
道しらぬ関を始てこえん日に 侍
帰べき門出をいはふ此あした 心
60 こえぬる山やはてと成らん
野を過て此里にふる夕時雨 周
夕かげのなきむさし野を末にみて 侍
人のわざすぐれば出る峯の寺 心
参考文献
(1)
百番合連歌、救済・周阿・心敬 早稲田大学図書館所蔵
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