2009年4月15日水曜日
最後のパレード
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本
娘が彼から貰ったのと言って本を差し出した。
『最後のパレード - ディズニーランドで本当にあった心温まる話』
中村克、2009.3
東京ディズニーランドの係員はお客(ゲスト)をもてなすキャスト(配役)と自分たちを呼んでいる。お客が払った入場料に対して、マニュアルに添って営業用の笑顔で相応のサービスを提供しているだけだと普通で本にはならない。
そこにはそのレベルをはるかに超えた、そこまでやるか的な、無償の愛的な対応があり感動を呼ぶ。ゲストから寄せられたお礼の手紙をベースにキャスト側の元スーパーバイザが数々のエピソードを紹介する。最後の「娘のいないテーブル」はついに涙なくしては読めなかった。
マニュアルを逸脱した境でこそ感動が生まれるということを教えられた。連歌俳諧もそうか。
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