「折口信夫の記」岡野弘彦 より
歌こそは 一期の病ひー。
しきしまの 倭の国に、
古き世ゆもちて伝へし 病ひなるべき
倚桃両吟
入会山の見とほしに草紅葉かな 迢空(折口信夫)
日和つづきに木叢の頬白 杜壮(加藤守雄)
気のとほくなるほど秋の海越えて 空
忘れは思ふ村のもめごと 壮
藍壷に月のさし入るころなれや 空
ほのぼのぬくし昼の温石 壮
。。。
ナウ
陽炎の畷の鴉立ち行きぬ 壮
鰯のけぶりどこもかしこも 空
谷町の瓦一枚光るなり 壮
夜業の傷にしみる深霜 同
花のあと八十八夜ひそとして 空
霞吹きとく塔の水煙 壮
樟若葉夕日照るなり屋敷墓 迢空
木馬の油菁莪にしむ道 杜壮
芭蕉と杜國の関係のような関係が二人の間にあったとか
なかったとか。みんなそっちかい、がくっw
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