2009年5月11日月曜日

変化のための付け方の妙法


【変化のための付け方の妙法】

○前句の情を引來るを嫌ふ。ただ前句は是いかなる場、いかなる人と、其事・
 其位を能く見定め、(前句にない観点を選び)、前句をつきはなして附べし。

○執中の法 前句に対して付くべき物(趣向)は、一字二字三字のものでよく
 あとは付け足しである。このレベルで変化を大きくとらえていけばよい。

○余情付け 前句の余情と同じ響き、匂い、位の意味内容的にあまり関係ない
 句を付ける。

○見立て ある物(柳)を別の物(細身の美人)になぞらえる。
 見立て替え(取り成し) ある見立てをちゃらにし違う見立てをする。

○どんなときでも、俳諧は上下取り合わせて歌一首と心得べし。


リサーチの経緯

写真提供はフォト蔵さん

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