2009年5月17日日曜日

ヴェズレー マグダラのマリアへの旅6

コージーコーナーで買ったマドレーヌ*を食べながら、BSの世界遺産フランス縦断の旅『ヴェズレー』を入れ込んで見た。

http://tabehoudai.exblog.jp/i3 *マドレーヌもいろいろ

ヴェズレーの丘は、映画『化石』でも出てきたが白黒だったのと季節が冬で寒そうな感じがした。燦々と輝くサント・マドレーヌ聖堂。なだらかな丘が地平線までつづく。一面の葡萄畑。山梨の葡萄の丘やフルーツ公園、登美の丘あたりを思い浮かべた。

サント・マドレーヌ聖堂は、スペインのサンチャゴ(サント・ヤコブ)への巡礼の道の起点だそうだ。巡礼者は、帆立貝の貝殻を付けている。聖ヤコブの象徴だというが、マグダラのマリアの象徴でもなかったか。ヤコブはイエスが受難の時眠りこけていた一人ではなかったか、マグダラのマリアを追放した側ではなかったのか。初期キリスト教から現代までその内部でどのような対立と和解、改宗があったのか知るよしもないが。

聖堂のガラスケースの中に、マグダラのマリアの肋骨一本が安置されていた。秘蔵かと思っていたので拍子抜けだが思いがけず見れてよかった。他の骨はどうしたんだろうという素朴な疑問が。分骨か。畏れ多くてインタビューも御法度なのだろう。

第二次世界大戦が終わった1946年、この丘で世界平和の祈りの集いが開かれた。そのとき思いがけず敵国であったドイツの人たちが十字架を背負ってこの丘を登ってきた。それをみんなが暖かく迎い入れたという。当時を知るひとにインタビューをしている住吉美紀アナは涙声になった。それを見てわれわれももらい泣き。


視聴者からのメールを紹介している。前に赤ちゃんを連れてここを訪れたとき、赤ちゃんが泣き出した。ミサの最中だった。ミサが終わったとき修道女(士?)がやってきて、「赤ちゃんのこともお祈りしていましたよ」と言ったという。それ以来、私たちにとってヴェズレーは特別な場所になりましたという内容。一同思わず瞳が濡れる。

聖堂への参道にある「巡礼者の地下室」というワイン屋さん。ワイン通またはのんべえの加藤紀子が試飲する。とってつけたようなコメント、名残惜しそうな顔がおかしかった(^^)

1 件のコメント:

KOZOU さんのコメント...

こんにちわ。
こちら福岡はものすごい雨でした。
1から6まで興味深く読ませていただきました。
クリスチャンでも何でもありませんが、人間キリストはやはり偉大な人間であったと思います。
その後の教団の歴史は嫌悪が先立ちますが。
どのような純粋なものも組織となり権力を持つと腐敗するのですね。
マダグラのマリアとキリスト興味深いです。
ダビンチコードは読んだのですがもっと専門の書を読まないとだめですね。