2010年3月21日日曜日
連歌新式追加并新式今案等の翻刻・読解(1)韻字事
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連歌論俳論
底本:京都大学附属図書館所蔵 平松文庫『連歌新式追加并新式今案』http://is.gd/aOqn8
上段は原文、下段は訓み下し。( )は原文小文字。[ ]は訳者注。
一 韻字事
韻字の事[韻字:句の留め]
物名(朝夕の字同之他准之)与詞字不嫌之
物の名(朝夕の字はこれに同じ。他これに准ずる。)と詞の字
[助詞や助動詞など]はこれ[打越]を嫌わず。
物名与物名可嫌打越(時雨夕暮なと留事近代不嫌之)
物の名と物の名は打越を嫌うべし。(時雨夕暮など留まる
事は近代これを嫌わず。)
詞字つゝけりかならんして(如此之類可嫌打越他准之)
詞の字 つゝ けり かな らん して (かくの如き類
は打越を嫌うべし。他これに准ずる。)
哉字近代発句の外ねかひかなとて或一用之此外ハ不可用之ね
かひかな懐紙をかへて可用之
哉の字近代発句の外はねがひかなとて或は一つこれを用す。
此の外はこれを用いず。ねがひかなは懐紙を替えて[別の
巻で]これを用いるべし。
To Be Continued.
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