丈石『俳諧名目抄』には、「発句・脇・第三・挙句・四本の花の句、これ以外はみな平句といふ」とある。(『連歌辞典』)
なるほど。平句と言えば前田雀郎の川柳論、これだ。
前田雀郎『川柳と俳諧』
「川柳を俳諧につないで考えたのは、私が早いかと思っております。したがって私のいま川柳に於てこころざすところもそこにあります。つまり俳諧の平句の心持に立って川柳する。これが私の、主張というよりも実践であります。」
なるほど。逆に言えば川柳の心持ちで俳諧の平句を詠むことであろう。俳諧の下地は川柳。
前田雀郎『川柳探求』『川柳と俳諧』
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