2010年2月26日金曜日

本で短歌を詠む3

2006年06月15日16:16

  侘び寂て萎をる細みの身の軽さ 
          新しみこそ不易流行     

俳諧の能書きを短歌の形にしてみた。覚えやすいかな。芭蕉の俳諧の理念とか美的様相とか難しい言葉で学者は言っている。当時の弟子達もよく分からないながら最後までついていったもの(去来、許六ら)と、途中までで最後までついていかなかったもの(其角、嵐雪ら)がいるようだ。現代において蕉風だと言っているひとたちはどうなんだろう。現代は現代の美的様相というものもありそうだが。
               (『芭蕉俳諧の精神』赤羽学)

  さむらいを夢見て泥鰌獲る孤児に
          おのれ重ねて武蔵弟子とす
  
               (『宮本武蔵』吉川英治)

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