2007年05月06日13:58
甲斐源氏起きし城あと山ざくら
山もとに勘助屋敷鯉のぼり
勘助てふ酒には蕗の苦みかな
春の牧にはか風林火山館
春雷や笠着て潜む富士見の湯
チョコアイスかじるわらんべ四月尽
雪嶺や芽吹く林は風の音
うぐひすの声は正しく但馬牛
市ならばいかほどたらの芽の籠(こ)もよ
あけびの芽摘みつつをれば小糠雨
むかへの君と傘のゆふぐれ
啼く雉子やところどころに山辛夷
雨やむでほのぼの明けるひんがしの
杜はしきりに雉の声する
行く雲やさくらは風にさからはず
深山路は高き梢にさくらかな
咲き初めてたつた三日の落花かな
去年めでし花はいまだに蕾にて
つねより多き嶺のしらゆき
ふるさとの花の下にて酔ふならば
夢幻のままに覚めぬともよし
写真:
里から八ヶ岳を望む、甲斐源氏発祥の谷戸城址より、山本勘助の墓(最近子孫が名乗り出たらしい)
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