2010年2月28日日曜日
山日記(四)都留
2007年06月12日19:49
6月12日(火)はれ
都留市谷村 桃林軒
八百屋お七の大火(1682年)で芭蕉庵を焼け出された芭蕉は、弟子で谷村藩国家老の高山麋塒(たかやまびじ)に招かれて、麋塒の離れ(都留市谷村)の桃林軒(とうりんけん)に1683年1月から5月まで五ヶ月間寄寓した。時に芭蕉は数えで四十、不惑であった。再建された桃林軒には芭蕉の発句に脇を付けた連句の句碑があった。
夏馬の遅行我を絵に看る心哉 芭蕉
変手ぬるく滝凋ム滝 麋塒
蕗の葉に酒灑ぐ竹の宿黴て 一晶(「一葉集」)
馬ぽくぽく我を絵に見る夏野哉 芭蕉
峡は雪解の富士が収まる 春蘭
岩殿山
岩殿を侮るなかれ夏あざみ
落城の山には白き娥の乱舞
熊注意札見てもどる夏の山
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