2006年08月19日17:30
七月二十八日(金)晴れのち曇
昨夜、山に到着。昼、義妹夫婦を長坂の冬青庵に案内する。
岩波書店二代目会長の小林勇氏の鎌倉の別荘を移築したものと
いう。夏の料理は鮎づくしであった。清春白樺美術館では、常
設のルオーと東山魁夷展を観る。
甲斐駒や青田の空を鳶一羽
鮎いでてたまらず冷酒たのみけり
老鶯の声にしばらく箸をとめ
白樺の芸術村も魁夷かな
七月二十九日(土)晴れたり曇ったり
小淵沢のリゾナーレに行く。バリトン・サックスの白髪の
楽士が気になった。夕刻から小淵沢ホース・ショーを観る。
梅雨明けやマイウェイ吹ける老楽士
夏の夜や火の輪をくぐる騎馬戦士
あさましや席をあらそふ夏祭り
首根っこ痛くなるまで大菊花
七月三十日(日)曇、雨
夜中に二階の階段からころげ落ちた。朝起きてよく調べたら
鼻の一番へこんでいるところの皮が剥けていた(^^;) どうい
う転び方をしたんだろう。
冷酒過ぎ階段落ちる闇夜かな
夏野菜買って山より妹帰る
七月三十一日(月)曇、雨
山廬居や梅雨明けながら膝の猫
八月一日(火)雨
朝霧や蜘蛛の巣重し露の玉
あかつきに鶯鳴くも半まなこ
かぎられし物ばかり買ふ夏の市
八月二日(水)晴れ
草刈り機買ふほど草の生えにけり
八月三日(木)晴れ
白州の道の駅のうどんと地鶏のワイン煮、思いのほか美味。
目撃した猿は炎天下の畑で元気そうだった。武川の温泉に浸り
帰る。
ひとけなき夏の畠ゆく親子猿
八月十一日(金)快晴
この一週間は庭仕事に明け暮れた。草刈り、ペンキ塗り、
U字溝のどぶさらい、湧き水の流れの清掃、枝の剪定、伐採
枯れ草枯れ枝の焼却など。
夏野菜どっさり買って山籠る
あら子蟹さらった流の泥の中
せり出せる隣の枝で木下闇
木下闇とどかぬ枝のにくらしさ
白木槿まちの児遊ぶ森の川
ひぐらしの去来に時を知るゆふべ
夏草やとなりの主をしばし見ず
火かき棒とまる蜻蛉が我を見る
八月十二日(土)晴れのち雨、雹、雷、霧、晴れ
庭仕事は終わりかと思いきや、花壇の真ん中に石段を作る
ことにあいなった。今回の一番の土方。午後猛烈な雹が降っ
た。その後、雷が我が家に落ちた(^^;) ブレーカーが落ちた
だけで済んだが。
ものすごし雹にうたれて散る青葉
落雷や余所うかがえば我が家なり
八月十四日(月)晴れ
山荘を見回るだけに年一度
食ふことも休めぬものか盆の市
流水にトマト冷えをり山の店
唐黍の名は勇作と申しけり
作るより買ふが安いか夏野菜
夕立や右往左往に小鳥飛ぶ
八月十五日(火)晴れ
終戦日廃相どこなり逝ってよし
八月十六日(水)曇
娘がバスでやってきた。
雲の嶺ハイウェイバスで娘来る
ガンダムのように飛びけり甲虫
八月十七日(木)雨、曇
野辺山の奥、八ヶ岳高原ヒュッテ、ロッジ、音楽堂に行く。
昼はヒュッテの赤坂離宮で点心をいただく。
霧雨の高原ヒュッテや小点心
八月十八日(金)晴れのち曇
草刈りに駿河の人は来て帰る
草いぶし隣始めて我ならふ
万緑や霧とみまごふ草いぶし
八月十九日(土)晴れ
炎暑の東京に帰京。
冷房に八ヶ岳(やつ)の清水を思いけり
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