2007年02月07日18:02
一葉の目見の涼しく菊二輪 (まみ)
駆落ちの親をならはずしのぶ恋
水仙の一葉挿しける島田かな (ひとは)
提灯の俥夫待つ土手や月の廓 (かく)
駄菓子屋の辻は春吹く風の筋
雑貨屋に梅が香かよへ大音寺 春蘭
大音寺は一葉の雑貨屋に近い。当時、店の前の道は大音寺通り(現在は茶屋町通り)と呼ばれた。この大音寺は其角が以下の句を詠んだところと同じだろう。
梅が香や乞食の家ものぞかるる 其角
写真は、一葉の写真(見られている気がした)、一葉の雑貨&駄菓子屋の絵、同跡の記念碑
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