2007年02月08日21:21
花の吉原なごり旅の余韻で、アニメの安野モヨコ『さくらん』の中古本をゲットして読んだ。いじめられながらも、美貌と機智を見込まれ、禿から引込、新造、振袖、花魁へ、苦界浄土をかけ上って行く少女を描いている。
遊里のことゆえ、いささか露骨な表現も見られるが、花魁とは、遊里とはどんなものかが垣間みれる。ストーリとしてもまとまっているので映画化もなるほどと思う。
全盛の君あればこそ此さとは花もよし原月もよし原 蜀山人
大門をそっとのぞいて娑婆を見る 江戸川柳
好きなひと見世のへだてを忘れ呼び 春蘭
籠の鳥 誰でもそうと思ひけり 同
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