2010年2月14日日曜日
立松和平著『道元禅師』
立松和平著『道元禅師』上下を杉並区下井草図書館まで返しに行った。
いきなり『正法眼蔵』を読もうとしてこれまで何度も挫折してきた。全巻はまたいつかと積んどく状態になっている。最近は現代語の全訳もあるのだがなかなか接近できなかった。近頃、立松和平氏が急逝された。どんな著作をされてきたのかサーチした。中で、『道元禅師』が目にとまった。朴訥で誠実そうな氏がどのように道元を、正法眼蔵(正しい仏法の根本原理)を理解されているのか興味が湧いた。
通読できる小説的な部分と通読不能な感じの仏道の解説が織り交ぜられており、だれも今まで小説の対象にできなかったというのも肯ける労作である。『正法眼蔵』へのとっかかりとして本書はベストかも知れない。
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