mixiで巻いたはじめての歌仙です。
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歌仙『秋高し』の巻
start:2006/9/15
end :2006/9/23
表 発句 秋高しトランペットのファンファーレ 水竿 秋
脇 鰯雲へと消ゆる白鳩 草栞 秋
第三 黄昏の月の舟から手を振って 生角 秋月
四 ひとりごちたる背の軽さよ 木槿 雑
五 鳥刺しの深山に迷う眼差しに 高遠 雑
六 俳号買つてつつく猪鍋 太郎 冬
裏 一 雪の夕ぞろっと集ふ頬被り 春蘭 冬
二 誕生祝い数多号外 竿 雑
三 ハンカチをそつと差し出す恋心 栞 雑恋
四 邪な雨乳房濡らして 角 雑恋
五 聖火捧ぐ神殿遙か高かりき 槿 雑
六 入日の鐘に上がるどよめき 遠 雑
七 白波と見れば沖ゆく初鯨 蘭 冬
八 凍てつく月に大杉の影 郎 冬月
九 気前良くキムチ盛り上げ朝粥屋 竿 雑
十 行き交ふ客も旅人になり 栞 雑
十一 樺桜いづこ高尾は花の山 槿 春花
十二 奥の院まで霞たなびく 角 春
名残 一 春の宵うつらうつらと渡る橋 遠 春
表 二 子の読む書を徒然に読み 郎 雑
三 共通の話題づくりに苦労して 蘭 雑
四 エクセルマクロコピーコピーで 竿 雑
五 通販のカタログ届き更衣 栞 夏
六 いまはた同じぼうふらの夢 角 夏
七 ログハウス丸太担げばふらついて 槿 雑
八 露もしとどに恋の通い路 遠 雑恋
九 乱れ髪むなしくほてるやは肌に 蘭 雑恋
十 酒のつまみは十団子なり 角 雑
十一 ラク交わすカッパドキアの望の月 竿 秋
十二 稲妻光る奇巌城にて 栞 秋
名残 一 秋場所やシャロン・ストーンもかこち顔 角 秋
裏 二 トップモデルに痩せすぎは駄目 槿 雑
三 見上げれば百済観音ほのあかく 蘭 雑
四 芳名帖に歌書き添えて 竿 雑
五 花むしろ満目に咲き空の青 遠 春花
挙句 鄙の道にも陽炎立ちぬ 栞 春
http://homepage.mac.com/metrius/aki.pdf
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